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Special Guest

スペシャルゲスト

Vol.31 Special Interview Always Beautiful Days MIREI KIRITANI

MIREI KIRITANI

Love Life

「私は自分から新しい事に踏み入れるタイプでは無いんです、性格的に。それなので何か新しい事!というより、今ある事を積み上げたいと思います。
2012年から『NEWS ZERO』のキャスターを努めていますが、女優•モデルのお仕事とは全然違うので、それこそ“桐谷美玲”として向き合えるというか、色々な方々と、普通に暮らしていたら全然知り合えないような人のお話が聞けるとか、同世代の人の話とかも全く違う世界で戦っている人たちだったりするので凄く刺激を受けるお仕事です。」

キャスター桐谷美玲も、真っ新な気持ちで向き合っていることがわかる。
そして彼女のレポートやコメントは、24歳の女性として感じたことを素直に発信している。桐谷美玲のフィルターが、視聴者に事実が真実となって伝わるのではないだろうか。
しかし、深夜のニュースに、女優で活躍する彼女が現れると、やはり目を引く。女優とも、モデルとも違う、報道に真摯に向き合う桐谷美玲だからこそ、その存在がより重要に感じるのだ。

「今年の冬季、ソチオリンピックも取材させていただきましたが、やはり4年に一度のために何度も何度も努力されていて、努力してやってこられた選手というのは、例え順位や結果がどうであったとしても、キラキラしていてカッコ良いんです。それを周り全体で盛り上げる雰囲気というのも、ソチオリンピックでは凄く素敵だったなという印象が残っています。
2020年、6年後には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。青山や表参道、原宿の界隈も会場になりますよね。私は、ロンドンオリンピックとソチオリンピック、両方行かせていただいて、その街の盛り上がりを肌で感じることができました。
その盛り上がりのムードは、都市だったり国が全体として、みんなで“絶対成功させるぞ!”“盛り上がるぞ!”みたいな雰囲気というのがもの凄くあったので、やはり日本も一致団結してじゃないですけど、みんなで成功のために盛り上げてほしいなっていうのは凄く感じますね。私自身も盛り上げていきたいと思いますし。」

20代で2つのオリンピックを取材出来たことは、とても恵まれているかもしれない。
桐谷美玲は、アスリートが4年に1度の勝負に人生をかけて挑む姿や、オリンピック・パラリンピック開催国の国を挙げての盛り上がりを興奮気味に話すのではなく、その感動をきちんと伝えるために、落ち着いた口調で話してくれた。
キャスター桐谷美玲の一面をのぞかせた。

MIREI KIRITANI

女優・モデル・キャスター、どの仕事が彼女にとって面白いか尋ねると、やはり女子らしい返事が返ってきた。

「私は雑誌の仕事は好きですね。特にファッションとかですと、元々お洋服とかメイクとかが好きなので、そういう風にみなさんの手で可愛くしてもらえるモデルは、女子の憧れみたいな所がありますから、好きです。ファッションのお仕事、モデルのお仕事は楽しいです。
プライベートでもオシャレは大好きなので、お仕事の空いている時間に、表参道近辺に良くお買い物に行っていますよ。
歩いていても、“美玲ちゃんだ!”なんて全く言われないんですよ(笑)。“桐谷さんですか?”と声をかけられたら普通に“こんにちは”と挨拶をしますし。表参道ですと良く行くお店はCry.とかOPENING CEREMONYやアメアパ(American Apparel)とかにもお買い物に行きます。
あとお買い物以外に、冬のお話しになりますが、表参道のイルミネーションを観るのは大好きですね。人が多く集まるイルミネーションのシーズンでも普通に表参道を歩きますよ。」

普通の女子と同じように、表参道界隈でのショッピングを楽しんでいる。そんな彼女に、10年後の桐谷美玲はどうなっているかを尋ねてみた。

「10年後っていうと35…。結婚して子供はいますよね(笑)。
目標としている女優像というのは、はっきりとはないのですが。まだあまり将来のことがわからないんです。でも25に今年なるので、少しずつですが、大人の役も機会が増えてきているので、そういうカッコ良い女性や、ナチュラルで飾らないけれど雰囲気が出せる、自分らしさが出せるような人に憧れますね。映画『女子―ズ』やドラマでも、結構口が悪いような役をやらせていただいたりしているので、そういう所では皆さんの抱いてくださっているイメージとは違うような役も少しずつ増えているので、そういう役にも挑戦していきたいなと思います。
今振り返ると、8年前、この仕事は本当に無理だと思っていた世界だけど、ちょっと一歩頑張ってみたら、これだけ色々な事が出来て、世界が広がりました。私自身も思ってもみなかった事です。
出来るとは思ってなかった事なので、本当にちょっとした事で、凄く変わるんだなって思います。
だから、私と同世代の方々も、今もし、躊躇している事とか、やってみたいけど勇気が出ないとか思っている事があったら、まずは挑戦してみるといいと思います。
特に若いうちでしたらやり直しもできるし、本当にちょっとの勇気を出してみるって、大事だなと思っています。」

最後に語ってくれた桐谷美玲の言葉には、少しも肩に力が入ってなく、柔らかさがあった。
24歳、おしゃれも、美味しいものも大好き、笑顔で、ハッピーでいたい。世の中の女子とは変わらぬ感覚でありながら、好奇心の先に開かれる道を凛とまっすぐ歩いているのだろう。この先もきっと。

映画『女子ーズ』 6月7日 新宿バルト9ほかにて全国ロードショー
脚本・監督:福田雄一
主演:桐谷美玲 藤井美菜 高畑充希 有村架純 山本美月
「勇者ヨシヒコ」シリーズや「コドモ警察」など独特なコメディ作品を得意とする福田雄一監督が、桐谷美玲を筆頭に藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月という旬の若手女優をそろえ、個性的な5人の女子が戦隊ヒーローとして活動するアクションコメディー。