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Special Guest

スペシャルゲスト

Vol.42 Celebrities FUMI NIKAIDO Daydream Princess

Celebrities FUMI NIKAIDO Daydream Princess

Photo:Satoshi Miyazawa(D-CORD management) / PhotoManipulator:Satoshi Ozawa, / Rika Imai(FIGHT CLUB CO.,LTD)
Hair & Make up:Toyoyoshi Shinotsuka, Sachiko Hayashi(SHISEIDO) / Styling: Eri Takayama
ブラウス 18,000円/デプト(デプト トウキョウ 03-3780-4455)、キュロット 24,000円/マヌカンズジャポン(坂口英明事務所 03-5355-3307)、イヤリング 8,500円/ユートピピア (マザー リバー サイド ブティック 03-3780-4455)

どんな難役も自分のものにしてしまう女優の二階堂ふみ。そして、いま最も女子に人気とされる俳優の山﨑賢人。そんな注目の役者のダブル主演が話題の映画『オオカミ少女と黒王子』。公開にあたり、ヒロインを演じた二階堂ふみが今作の魅力、さらに映画への想いを語ってくれた。

「良い作品が出来たと思っています。撮影現場も充実感があって。王道な作品ですけど、勝負を仕掛けていて、映画館で“観る”作品になったなぁと。本当に現場で良いと感じていた期待以上です。」 彼女が演じた女子高生エリカは、交際経験ゼロ、彼氏がいないのにいると友達に嘘をついてしまい、学校一のイケメン(山﨑賢人)に彼氏のフリをお願いしてしまう見栄っ張りな“オオカミ少女”。その嘘に付き合い、彼氏のふりをしてくれることになった学校一のイケメンは、実は最強なドS。嘘から始まった見栄っ張り女子とドS王子のラブコメディーは、二階堂ふみの新たな役柄が楽しめる作品だ。

「最初に原作を読ませていただいた時に、原作者の八田先生が、エリカの方に自分を投影しながら描かれているのかと思っていましたが、ドSイケメンの恭也の方に気持ちを入れていたのだと先生にお会いして知りました。“エリカは本当に自分の好みの女の子なんです。”という先生のお話を伺って、この役をやらせていただくことが、本当に嬉しくなりました。」そう語った彼女は演じる上で、ヒロインと彼女自身の性格に共通点を感じて演じることはなかったという。「最初原作を読ませていただいた時は、嘘をつく心理みたいなものは、正直私には、共感するようなところはなかったんです。私はどの役を演じる時でも自分を重ね合わせることは、ほとんどないんです。でも、それとはまた別に、やはり10代の多感な時期に人を好きになるということは必然的で、人を好きになって自分がどんどん変わっていく、そして誰かがいて自分がいるってことを作品中も感じていました。それはやはり、自分自身もこれまで色んな方達との出会いと対話をすることで、自分が変わって行ったこともありました。そこは共通していると思います。」どんな役も二階堂ふみのものにしていく、役への解釈を感じさせる言葉が続いた。「でも、本当に素直で真っ直ぐで、正直者のエリカは魅力的なキャラクターだと思います。好きな人に合わせたいと思う気持ちとか、好きな人が好きなものを私も好きって言って近付いていこうというのは、見ていて可愛い。男性がどう思うかは分からないですけど、健気で良いなって思います。女性は女性としての目線で観られるだろうし、男性は男性としての目線で観られる作品です。」

原作コミックでファンの多いこの作品、この話題の作品の映画だからこその見どころを聞いてみた。「やはり、映画的な映画になったというか、大きいスクリーンに見合った映画になったと思います。とても引きの画が多い分、エリカと恭也であったりとか、エリカと親友であったり、二人の関係性や、その関係性の中から流れる空気みたいなのものが、引きの画から伝わって来ます。贅沢に使っている画が凄く多かったので、やっぱりそれは映画ならでは。元々は嘘から始まっている分、そこから主人公の2人がどんどん変化し、成長していく物語がこの2時間の中にあります。それは是非劇場で観ていただきたいですし、色んな方々が色んな目線できっと観られる映画です。私自身も映画館で見ていただきたいなと思って作品作りに参加しています。映画館という空間で作品の世界観にどっぷりと浸かっていただいて楽しんでいただけたら嬉しいです。」

映画の魅力そのものをまで語る彼女は、まさに映画好き。幼い頃に母といつも映画を観ていたことがきっかけだった。「映画は、2時間、3時間であったり、映画を観るだけのための空間で、映画の世界に浸かって、そこの中に自分で入っていくことが出来るのが、映画ならではの魅力です。大きなスクリーン、真っ暗な空間の中で、ちょっと非現実的な空間。観客全員が同じスクリーンに顔を向けて観ているというその空間が好きで。私は撮影の現場に行くことが好きで、映画に携わらせていただいているので、俳優部の1人であり続けられたらいいなと思いますね。現場が大好きで。現場は凄く楽しいんですよ。撮影部がいて、照明部がいて、録音部がいて、そういう中で、皆で作り上げていく過程が好きなので、俳優部として関わることができるのが本当に幸せですね。」

毎日が楽しい、現場がいちばん好き。朝起きるのは苦手と言った可愛らしい言葉の後に、それ以外の辛さはない、“お仕事ですから”と言い切る二階堂ふみ。この先も彼女に注目は集まるだろう。

Movie Info

『オオカミ少女と黒王子』

2016年5月28日(土)より 新宿ピカデリー全国ロードショー
                        監督:廣木隆一/脚本:まなべゆきこ/
                         出演:二階堂ふみ   山﨑賢人/鈴木伸之 門脇麦  横浜流星
                         池田エライザ 玉城ティナ  吉沢亮 /菜々緒

「別冊マーガレット」(集英社)で連載中、累計発行部数460万部の大人気少女コミックが原作。主人公は、恋愛経験ゼロなのに彼氏がいると女友達に嘘をつく“オオカミ少女” 篠原エリカ(二階堂ふみ)と、エリカに彼氏のフリを頼まれるイケメン王子 佐田恭也(山﨑賢人)。しかし、恭也が出した条件はエリカの“絶対服従”…。ウソから始まる二人の恋模様に注目!
                      配給:ワーナー・ブラザース映画©八田鮎子/集英社 ©2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会