オモサン 読書のススメ
青山表参道の本屋さんに聞いた
今おススメの本を厳選して紹介します。
「友人にシェアしたくなる本」はこの8冊!
SNSの発達に伴い、周りの人々と”シェア”する機会が格段に増えた今日この頃。
嬉しい話や感動する話、素敵な話は自分ひとりで感じるよりも、
たくさんの人と”シェア”したほうがもっと輝いたものになります。
今回はそんな、友人に”シェア”したくなる8冊の本をご紹介致します。
本を通じて、人と人の輪を広げてみてはいかがでしょうか?
おつまみハイボール亭
すぐにおいしい泡の友110
きじまりゅうた / 池田書店 / 1,050円
泡物をグイッと呑みたくなる季節です。ビアガーデンや居酒屋もいいけれど、帰ることを気にせず呑める家呑みもオススメ。本書には、すぐにおいしい泡の友110品が勢揃い。みんなで作って、自分の、みんなの、お気に入りの一品を見つけてみてはいかがでしょうか。
独立国家のつくりかた
坂口恭平 / 講談社新書 / 798円
この混迷の時代、人はどのように生きていけばいいのか、考えさせてくれる本書。著者の坂口恭平さんは、「新政府」の初代内閣総理大臣、建築家、作家、映画監督、アーティスト、なんでもありの人です。自分を変えるのではなく視点を変えること、そんな思考があったのかと唸り、人に会って話したくなる1冊です。
異性
角田光代・穂村弘 / 河出書房新社 / 1,470円
初共演&競演の二人が、恋愛について綴る考察エッセイ。恋愛についての男女の考え方の違いをプライベートな恋愛エピソードを交えつつ、面白可笑しく書いています。友人でも恋人でもこんなに違うのだから面白いねと、一緒に笑ってくれる異性がいる人は、ぜひその人とシェアしてほしい本です。
幸せに向かうデザイン
共感とつながりで変えていく社会
編・著:永井一史 山崎亮 中崎隆司 / 日経BP社 / 2,310円
「ものづくり」「暮らし」「インフラ」をキーワードに、デザインを通して社会とつながっている人たちをインタビューした本書。「21世紀、あなたの大切な人たちと幸せになるために必要なものとは?」この1文が冒頭に出ます。本書をシェアしたあとは、冒頭の1文に戻って、では自分たちは何ができるのかを考えて行動していきませんか。
ボールのようなことば。
糸井重里 / 東京糸井重里事務所 / 777円
漫画家・松本大洋さんの描きおろし挿画も入った文庫サイズの本。「若いころ、こういうことばに出会っていたら、ずいぶん呼吸がラクになったのに」という気持ちから生まれました。ボールのようなことばを受け止めて、今度は皆さんがいろいろな人と会話のキャッチボールをしてみませんか。
KIGI キギ
キギ(植原亮輔と渡邊良重) / リトルモア / 2,940円
デザイン会社「ドラフト」から独立して「KIGI」を作り、仕事をシェアしている植原さんと渡邉さん。お互いの感性が、刺激し合い混じり合って、「+」ではなく「×」(かける)の効果が作品となって表現されています。二人から生み出される作品を見ていると温かく幸せな気持ちになれます。
どっとこどうぶつえん
中村至男 / 福音館書店 / 410円
最小限度の要素(ドット)で現れるかわいい動物たち。ページをめくるごとに登場する動物を、あなたは全て解かるでしょうか。子供はもちろん、そのシンプルゆえに想像力を必要とするイラストには大人がハマってしまう魅力があります。この本はひとりで楽しむより、みんなで集まってワイワイ見ると楽しさが増えますよ。
グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
ブライアン・ハリガン デイヴィッド・ミーアマン・スコット / 日経BP社 / 1,785円
「グレイトフル・デッド」を知らない人にも、「もしドラ」を読み切れなかった人にも、楽しくマーケティングを学べるのが本書。祖父江さんの装丁も読みやすさのポイントです。アメリカで絶対的な人気を得たバンドの成功例をみんなでシェアして、「ラブ&ピース」なマーケティングの世界を学びませんか。