RecoBooks_vol24 "春の門出にそっと背中を押してくれる"この8冊! | ライフスタイル | Omosan Street オモサンストリート　表参道・原宿限定ファッションフリーマガジン

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オモサン　読書のススメ

青山表参道の本屋さんに聞いた今おススメの本を厳選して紹介します。

“春の門出にそっと背中を押してくれる”この8冊!

寒さも和らぎ、新たなスタートを切るシーズン、春の到来です。たくさんの出会いや別れがあり、チャレンジしなくてはならないことも多く待ち受けるスタートのときは、勇気が欲しかったり、頑張る力が欲しくなります。そんなときは、”そっと背中を押してくれる本”から力を借りてみてはいかがでしょう?

ここは退屈迎えにきて

山内マリコ / 幻冬舎 / 1,575円

地方出身の女の子たちの屈折した東京への憧れや苦悩、葛藤を描いた短篇集です。自分だけが特別だと思い込んでいた青春時代のキラキラした想いと刹那さが思い起こされます。あの頃の気持ちを胸に、明日を新鮮な気持ちで迎えられる1冊です。

ねこに未来はない

長田弘 / 角川文庫 / 1,680円

ねこが大好きな奥さんとねこが大嫌いだったぼく。小さな部屋で、何もないふたりだけれど、ねこたちを取り巻く新しい生活がはじまります。ときとして、嬉しいことや悲しいことは、突然やってきます。それでも日々を逞しく生きていく詩人・長田弘の紡ぎだす魅了あふれるエッセイ。

入社1年目の教科書

岩瀬大輔 / ダイヤモンド社 / 1,500円

社会人で、新しい場所・立場で仕事をする人にもオススメです。時間を意識することやコミュニケーションのことなど、仕事への取り組み方のヒント50項目が、経験も踏まえてわかりやすく書かれています。やさしい先輩のように教えてくれる本書を読めば、新生活も安心です。

堕落部屋

川本史織 / グラフィック社 / 1,995円

何かに熱中するあまり、部屋の片付けなど後回しに・・・、その成れの果てが「堕落部屋」。オタクな趣味の女性の部屋を撮った写真集には、夢と希望と、リアルな生活が現れています。この写真を見ていると、不思議と自分なりに頑張ってみようかと思えてきます。

メッセージ&フォト今日もていねいに。

松浦弥太郎 / PHP研究所 / 1,575円

「暮らしの手帖」編集長のエッセイ集。手紙のような文章は、新しい門出の不安や緊張をやさしく包み込んで、心を軽くしてくれます。と同時に、毎日をていねいに暮らすための些細だけれど大切なことも書かれていて、気づけば背筋を正し、前を見つめる自分がいます。

独立国家のつくりかた

坂口恭平 / 講談社新書 / 798円

自ら「新政府」を立ち上げた著者のそこに至るまでとこれから。常識を外して考える社会と新しい世界観に、まず、頭と心がガツンときます。が、そのうちに、自分の生き方や社会への関わり方を柔軟に捉えられるようになります。新たに踏み出す一歩を後押ししてくれる本です。

みどりのスキップ

安房直子絵：出久根育 / 偕成社 / 1,260円

春になると「みどりのスキップ」がやってきて、あたり一面を緑に染めていきます。桜を散らしたくないみみずくは、寝ずの番をして防ごうとしますが・・・。時の移り変わりと共に自分も前に進まなくてはいけないとき、頭ではわかっていてもなかなか一歩を踏み出すことができずにいるとき、そっと背中を押してくれる1冊です。