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青山表参道の本屋さんに聞いた
今おススメの本を厳選して紹介します。

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Vol.13

生き方が学べる女性作家特集

普段の生活に疲れてしまったり、これから先の未来に不安を抱いてしまったりするのは誰にでも起こり得ること。そんな時は、様々な時代を独自の考えで生き抜いてきた女性作家の本を開いてみてはいかが。 自分らしく、前を向いて生きることができるヒントが隠されているかもしれません。

青山ブックセンターさんオススメは、この8冊!

愛情生活

荒木陽子 / 作品社 / 1,890円

性を意識せず生活することは不可能で、そのことに煩わされたりすることもあります。そんな時、被写体として自身を表現する荒木陽子さんを見ていると、「ンなこと楽しんじゃえばいいじゃないのォ」と言われているようで、とても元気が出ます。愛ってまだなんだかよくわからない。だけど『愛情生活』を読むと、少しだけわかるような気がします。

日々ごはん!

高山なおみ / アノニマ・スタジオ / 1,365円

最近では文章を書くなど、生活自体が注目されている料理家が本当に多いですが、その中でも高山なおみさんは独特な存在です。上っ面だけではなく食べることについてしっかりと考え、食べ物と向かい合う。読んでいると必ずお腹がすいて、手を使って何か食べ物を作りたくなります。

裸でも生きる

山口絵里子 / 講談社 / 1,470円

「発展途上国から世界に向けた一流のブランドをつくる」という理念のもと、バングラデシュで起業をした山口絵里子さんの著作。外国での起業に挑戦する中で、次々と訪れる困難。しかし、決してめげずに努力し、乗り越えながら前に進み続ける山口さんの情熱には誰しもが心を動かさずにはいられません。

しんぷるらいふ

かわしまよう子 / アノニマ・スタジオ / 1,575円

花作家・かわしまよう子さんの作品や文章は、ものや自然を大事にする気持ちをまっすぐ教えてくれます。捨てる前に、考えること。人へ、ものへ、正直な気持ちのまま接すること。暮らしの楽しみ方、ひらめきを自分で見つけていく力が、やさしさへと繋がっているということに気がつきます。

島暮らしの記録

トーベ・ヤンソン / 筑摩書房 / 1,995円”

ムーミンの生みの親、ヤンソンが恋人トゥーリッキと過ごしたクルーヴ島での生活日誌。「庭の雑草は生えっぱなしにしておくのがいい」という彼女は、文明の利器で不都合を解決しようとしません。小屋を建て、いちばんシンプルな方法で生活を営むヤンソン。何かを手に入れることで「美」を目指すことから完全に背を向けた姿勢が、あまりにも美しい。

翼よ、北に

アン・モロー・リンドバーグ / みすず書房 / 2,250円”

女性飛行家アン・モロー・リンドバーグは、シンプルで豊かな女性の生き方を示唆するエッセイ『海からの贈り物』の著者としてよく知られています。本書は、彼女が長男出産の後に夫と飛行の旅をした記録。エッセイに比べ、おちゃめな可愛らしさ、向こう見ずなあぶなっかしさがほほえましい1冊。

Frida Kahlo

フリーダ・カーロ / Prestel / 7,350円

病気と怪我による身体の障害を持ちながらも独学で絵を学び、数多くの恋愛をして47年間という短い人生を懸命に生きた画家、フリーダ・カーロ。彼女にとって人生は苦痛ばかりだったかもしれません。しかし、そんな痛みに抗いながらも描かれた彼女の絵は、観る人の心を離しません。

幼ものがたり

石井桃子 / 福音館書店 / 788円

『ピーターラビット』シリーズなどの翻訳でおなじみ、石井桃子さんの自伝物語。101歳の生涯を閉じてからも、今尚生き続ける美しい言葉の数々は、日本人としての誇りを思い出させてくれます。本書は、著者が74歳の時に描いた幼少期の記憶。幼少時代の彼女を取り巻く家族や環境が、生涯「桃子さん」を支えたのだと核心せずにはいられません。

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