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Vol.15 表参道発!Cher?現象 原宿生まれのファッションブランド「Cher」の魅力を分析!

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  • 「カワイイ」代名詞ブランドCher?代表 山崎嘉子さんから読み解く、人気の秘密。
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「カワイイ」代名詞ブランドCher?代表 山崎嘉子さんから読み解く、人気の秘密。

世界中の女性に支持される洋服を作りたい。 コンセプトは、「自分達が本当に着たい服。」

「Cher」が、裏原宿のマンションの一室に誕生したのは、今から15年前。山崎さんが輸入卸売会社に勤めていた当時の同僚、南リカ・現副社長と共に、立ち上げた。「何の規制もなく、自分達の着たい服を中心に、他では売っていないものばかりをセレクトしました。」と山崎さんは語る。真冬に”毛皮のコートと下着のようなスリップドレス”という組み合わせを提案するなど、斬新な品揃えが話題を呼び、日本のファッションシーンをリードする人々のハートを掴み、ブレイクした。そして、「Cher」の名とロゴを世に知らしめた決定的なものが、有料のショッピングバッグとして誕生した、ロゴ入りエコバッグ。アパレル業界で”エコ”に特化した商品を発売したのは、「Cher」が先駆けだ。また、深刻な出版不況の中、「Cher」の付録付き雑誌は飛ぶように売れ、雑誌の在り方を変えたブランドとも言える。

山崎さんは、高校卒業から現在に至るまで、ファッション一筋の人生を送っている。洋服と深く関わり続けている彼女にとって、本当に良い服とは「何歳になっても、着たくなる服」。長年女性達に愛してもらえるように、デザインと共にクオリティを重視した服作りをしていると言う。「Cher」のターゲットとする女性は、年齢だけでなく、国籍も問わない。「一人でも多くの女性に、”いいね”と言ってもらえるようなモノ作りをしたい。」と山崎さんは言う。そして、長年服と向き合い続けている山崎さんにとっての”ファッション”とは?という問いには、「私が生きていくのに欠かせない”空気”のような存在です」と、強い眼差しで語ってくれた。ファッションを知り尽くし、ファッションと共に生きている山崎さん自身が心動かされるスタイルを、「Cher」を通じて発信し続けているのだ。

相棒と共に築き上げた、「Cher」。 山崎さんにとっての、“特別な道”表参道。

ファッションへの情熱を、「Cher」へと注ぎ込む山崎さん。そんな彼女の支えとなっているのは、周りのスタッフや友人達。山崎さんの自然体な人柄と、世界を視野に入れたファッションスピリットに心惹かれ、彼女を慕う”仲間達”が引き寄せられてくるのだ。その一人が、山崎さんが”相棒”と呼ぶ、南さん。元々独立するつもりは全くなかったという山崎さんを、約2年半かけて説得したのも、南さんだ。「最終的に、南の情熱に負けちゃったんです」と話す、山崎さんは当時を懐かしむように笑みを浮かべていた。

第一号店を原宿にオープンしたのも、「”原点”に戻りませんか?」という、南さんの一声がきっかけだった。新潟から上京以来、仕事も遊びも、常に原宿・表参道。南さんとの出会いの場でもある。だからこそ彼女は、表参道を、 “第二の故郷”だと表現する。会社を設立した最初の一年間は、二人にとって精神的にも体力的にも一番辛い日々だったと、山崎さんは振り返る。「何とか二人で食べて行くことが出来るまで、頑張ろう」と、二人の決意は固かった。飲食店でアルバイトをしながらも、夢に向かって二人で走り続けた。表参道を舞台に、南さんと二人三脚で一つ一つ乗り越えてきた過去があるからこそ、「Cher」は”現象”にまで至るパワーが宿っているのではないだろうか。

また、地球温暖化問題に言及した映画「不都合な真実」を観たある友人の、熱い想いに心動かされたのがきっかけで生まれたのが、「Cher」のロゴを世に知らしめたエコバッグ。「自分達に出来る範囲で、環境問題に対してアクションを起こすべきではないか?」という想いが形になった結果だ。山崎さんは、常に仲間の声に耳を傾け、彼らとの絆を人一倍大切にする。だからこそ、彼女の周りには、いつも応援してくれる仲間がいる。彼女の仲間とは、「Cher」を共に築き上げたスタッフや友人だけに限らない。山崎さんは、「Cher」現象を作り上げた一員である以前に、「ファッションがなくては生きてはいけない」と自ら断言するほど、オシャレのトリコとなった一女性。ファッションを愛する女性達は、すべて山崎さんにとっての”仲間”なのだ。”年齢に関わらず、ファッションを楽しみたい”という仲間の為に、「Cher」がある。ファッションを愛する世界中の仲間の為に、洋服を作り続ける。「Cher」には、山崎さんのファッションに対する熱い想いと仲間への愛、そして彼女の仲間達による目には見えないエネルギーが込められているのだ。

1995年、山崎さんと南さんが「Cher」第一号店を原宿にオープンした当初。マンション内の一室にあった約10坪のショップで、「夢に向かって、二人で走り続ける」と、心に誓ったと言う。
現在のオフィスにて、満面の笑みでスタッフと会話をする、山崎さん。生き生きと仕事をしている「Cher」のスタッフからは、常にハッピーなオーラが溢れている。