エンターテインメント
Omosan ART GALLERY WALK vol.2 YOKU MOKU MUSEUM
Entertainment
Vol.083
2023.02.28
(上) 2階の54作品展示スペース
ピカソの豊かで自由な発想が投影された作品が展示される『ヨックモックミュージアム』で、アートの魅力を再発見。
(左)2階にはマティスの作品等も展示(右)現在開催中の企画展の地下内観
“20世紀最大の芸術家”ピカソの作品を見て!感じて!アートに囲まれる館内で心安らぐ時間を過ごしてみては。2020年に南青山にオープンした『ヨックモックミュージアム』が贅沢で、居心地のいい空間とOmosan STREET 編集部でも話題です。ピカソが第二次世界大戦後に制作を始めたセラミック作品が数多く展示される美術館は、シガールで人気のお菓子ブランド『ヨックモック』の会長 藤縄利康さんが7年かけて作ったこだわり仕様。住宅地の中にあるため、周りの景観に馴染みながらもどこか異国の雰囲気も感じられる建築デザイン。一つ一つ職人が手作りした陶製の床材や、館内サインまで、一流の作り手の仕事を感じられます。展示の大半を占めるピカソのセラミック作品の魅力について藤縄館長に伺うと、「まずは、作品が明るいこと。ピカソが2度の世界大戦を経験した後に、恋人と共に南仏にやってきて、幸せな時期に制作しているので、その明るさや色鮮やかさが作品に表れています。これは、私たちが今後のお菓子づくりや、何をするにしろ、目指していきたいことのように感じているのですよ」とヨックモックグループの目指すところへの想いが伝わってくるお話。また、美術館には、ミニャルディーズで有名な『アン グラン』のスイーツを楽しめるカフェも併設。表参道の喧騒を忘れさせる静かな空間で、贅沢なティータイムを満喫できます。ここ青山で世界的な芸術家の作品を身近に感じられる『ヨックモックミュージアム』は、藤縄館長の温かな想いが詰まったアートスポット。居るだけで、まるで心に光がさしてくる感覚です。時計の針が自分のためにゆっくり進むようなひと時を感じてみてください。
CAFE
カフェ ヴァローリス
ここでは、ヨックモックグループ内ハイエンドパティスリーブランド『アン グラン』のひとつまみサイズのお菓子“ミニャルディーズ”が楽しめ、ミュージアム限定メニューは特にお薦め。さらにアートを短時間で楽しめるクラフトキットにドリンクと焼き菓子もついたアートキットメニュー「art for café」は、“描く“も堪能できます。カフェのみの利用も可能なので気軽に利用してみては。
WORKSHOP
館内では、ピカソの創造性に着目したヨックモックミュージアムならではのワークショップも定期的に開催中。感じる力やつくる力を育むワークショップは、子供の参加も可能。参加人数には制限があるので、早めの予約をお薦めします。
Information
ヨックモックミュージアム
港区南青山6-15-1
TEL : 03-3486-8000
開館時間:10:00~17:00 休館日:月曜日
●チケット代 一般:1,200円 学生:800円 小学生以下:無料
開館記念第三弾企画展
「ピカソのセラミックーモダンに触れる」
2023年9月24日迄、開催中。
ⓒ2023-Succession Pablo Picasso-BCF(JAPAN)