ライフスタイル
Omotesando SDGs Actions!
Vol.01 『リピーター急増中!リサイクルボックス』
Lifestyle
2021.09.10
2030年までに達成を目指す、17の世界共通目標“SDGs(持続可能な開発目標)”。はるか遠い話ではなく、表参道でもそのゴールに向けて、様々なアクションが始まっています。そこでOmosan STREETでは、表参道のSDGsを知ること、考えること、アクションすることを目的に、新企画「Omotesando SDGs Actions!」コーナーをスタートしました。日常のちょっとしたことを変えるだけで、世界が望む未来にきっと向かっていくはずです。さぁ、まずは楽しみながら、出来ることのAction!から、はじめてみませんか。
最初のテーマは、『リサイクルボックス』。ファッションに愛される街だからこそ、もうすでに各所で設置されているリサイクルボックス。存在は知っていても、どこに設置しているのか?どう使用していいのか?分からない人も多いはず。トレンドの発信地、ファッションの街である表参道の各ブランドや店舗では、リサイクルの取り組みや地球のためのファッションの発信も積極的に取り組んでいます。着なくなった洋服たちを“捨てる”ではなく、“リサイクル”。表参道のお買い物には、役目を果たしたお洋服を持っていくのが当たり前?!そんな日を目指して、まずはAction!
「ゴールドウイン」
「THE NORTH FACE」や、「HELLY HANSEN」などの数々の人気ブランドを展開しているスポーツアパレルメーカー「ゴールドウイン」では、2009年からリサイクルボックスの設置を開始。楽しみながら緑の地球を守る“GREEN IS GOOD”というコンセプトを元に作られたリサイクルボックス“GREENCYCLE”は、現在、直営店舗約130店舗、そのうち表参道・渋谷エリアには9店舗に設置をしています。
「ゴールドウイン」:リサイクルボックスの使用ルール
回収対象商品については、
・ブランドは問わず、状態が悪くても良くてもOK。
・回収は服のみ。
・下着、靴、バッグ、靴下、帽子、手袋などは回収不可能。
・持っていく前は、必ず洗濯をしたものか?汚れが著しくないか、濡れていないか?をチェック。
そして、持っていった商品はそのままリサイクルボックスに入れず、まずはレジへ!
当日から使用できる 500円クーポンがもらえます。
「ゴールドウイン」:回収したものは、どのようにリサイクルされる?
リサイクルボックスへ入れられたものは、「日本環境設計株式会社」の“BRINGシステム”によって、回収・仕分けされます。
①ポリエステルやナイロン素材は、高純度の原料に戻し新たな製品へ作る循環、“ケミカルリサイクル”をする。
②ダウンウエアは“GREENDOWN”プロジェクトにより、洗浄・選別されて新しいダウン製品の原料となる。
③リサイクルが不可能な綿製品は、バイオエタノールやブタノールとなり、ジェット燃料などに生まれ変わる。
④まだ着ることができる服に関しては、寄付やリユースされる。
の大きく4つに分類されます。
素材や状態によってどのようにリサイクルされるのか可視化されているので、安心してリサイクル活動に貢献することができます。特にスポーツされる方やスッポーツブランドが好きな方は、お近くの対象店舗へショッピングがてら、リサイクル活動をしてみてはいかがでしょうか?
GREEN IS GOOD:https://corp.goldwin.co.jp/greenisgood/
ゴールドウイン公式サイト:https://www.goldwin.co.jp/
設置店舗はコチラ:https://corp.goldwin.co.jp/greenisgood/shoplist.html
「URBAN RESEARCH」
幅広い年代のファッショニスタから人気のアパレルや、ライフスタイルグッズを展開している「URBAN RESEARCH」。羽毛循環システムを推進している一般社団法人“Green Down Project”の一員として、羽毛製品の回収とリサイクルされた羽毛での商品企画に取り組み、2015年からダウン製品の回収をスタート。現在では、全9ブランド、約80店舗に回収ボックスを設置しています。
「Green Down Project」:リサイクルボックスの使用ルール
回収対象商品については、
・「ダウン率」が50%以上の羽毛製品。
・汚れていたり、穴のあいたダウンウエアや羽毛布団 or Green Down Project「VIRGIN DOWN」のハングタグ(吊り札)が購入時についている商品も回収OK
・綿布団は回収不可能。
持っていく前に、必ず羽毛製品の品質表示をチェックして、お店へG O!
「Green Down Project」:回収したものは、どのようにリサイクルされる?
回収した羽毛製品は、
①解体し、羽毛を取り出す。
②新毛と同じ洗浄ラインを通し、汚れやほこりなどの不純物を取り除く。
③新毛よりも綺麗なグリーンダウンに生まれ変わる。
④生まれ変わったグリーンダウンを使用した製品販売。
の循環でリサイクルされています。
洗浄回復処理をすることにより、新毛よりもさらに綺麗に生まれ変わったグリーンダウンを使用した製品は、高品質で機能性の高い製品に変身。羽毛は100年循環できる大切な資源と言われているので、何度もリサイクルすることが可能です。ダウンウエアや羽毛布団の処分に困っている方は、“Green Down Project”の回収ボックスを利用して、羽毛循環サイクル社会に貢献しましょう!
Green Down Project:https://www.gdp.or.jp/
URBAN RESEARCH公式サイト:https://www.urban-research.co.jp/
設置店舗はコチラ:https://www.urban-research.co.jp/special/greendownproject/
「H&M」
オーガニックコットンや、リサイクルポリエステルなどのサステナブル素材を60%以上使用し、“サステナブルファッション”としても愛されている「H&M」。廃棄される衣類を減らすこと、また、天然素材への依存を減らすために、2013年には古着回収サービスをスタートしました。
国内全店舗のレジ付近に設置している回収ボックスへ、古着ポストに貢献した方には、「H&M」から感謝の気持ちを込めて、また、古着にも価値があるということを伝えたい!という想いを込めて、一袋回収するにあたり500円OFFクーポンをプレゼント※! H&Mの会員制度「H&Mメンバー」の方には、クーポンとは別に“Consciousポイント”20ポイントも、ゲットできます。※一日につき最大2枚まで
この“Conscious ポイント”は、マイバッグの持参で5ポイント、サステナブル素材を用いた商品の購入で購入金額100円につき1ポイントなど、「H&M」でエシカル活動をすると貯まる、「H&M」独自の取り組みです。貯まったポイントはショッピングにお使いいただけます。
「H&M」:回収ボックスの使用ルール
回収対象商品については、
・ブランドや状態を問わず、布地であれば何でもOK。
・穴のあいた靴下や擦り切れたタオルに加え、なんとカーテンやシーツなどのホームテキスタイルも回収可能。
・シューズやアクセサリー、レザー製品などのみ回収不可能。
お家で眠っているホームテキスタイルも捨てずに、リサイクルでエシカル貢献しましょう!
「H&M」:回収したものは、どのようにリサイクルされる?
店舗で回収した古着は全て、ドイツの「アイコレクト社」にて400以上の基準に従い、
①リウェア:そのまま着用できるものは、古着として販売。
②リユース:着用できないものはリメイクされたり、清掃用品などに再利用。
③リサイクル:リウェア、リユースのいずれにも適さないものは、細断されて新たな繊維や車の断熱材などへと生まれ変わる。
④エネルギー:安全衛生的に懸念や問題があるものは、エネルギー生産に利用。
の4つのいずれかに仕分けされ、廃棄されるものは一切ありません!
古着はもちろん、使い古したホームテキスタイルがあれば、是非お近くのH&Mへ。
H&M公式サイト:https://www2.hm.com/ja_jp/index.html
H&M 特設サイト「Always Be Conscious」:https://hm-alwaysbeconscious.com/ja_jp/
設置店舗は国内全店舗です。