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Omosan SDGs Report vol.06 ザ ストリングス 表参道

Lifestyle

Vol.080

2022.08.24

ここ表参道・渋谷の街の企業や店舗が取り組んでいるSDGsはどんなことなのか? まずは知ることから始めようとスタートした「Omosan SDGs Report」。第6弾は、ウェディングやパーティ、アフタヌーンティーなど表参道のランドマークとして知られる 「ザ ストリングス 表参道」の総支配人 山田弘之氏にお話を伺いました。

常に新しいおもてなしで話題を集めている、「ザ ストリングス 表参道」の山田総支配人。このコロナ禍でとにかく知恵を出し直ぐに行動することを心がけて来たと、冒頭から語ってくれました。『2020年の緊急事態宣言から始まり、お客様が街にいなくなり、収入が全くなくなる時もあり、本当に大変でしたね。そんな中でも、少しでもお客様に楽しんでいただきたいとみんなでアイデアを出し合って参りました。特にアフタヌーンティーは、若いスタッフのアイデアのおかげで、季節感や話題性を考えながらご提供し、たくさんのお客様に楽しんでいだけるメニューとなりました』そして、コロナ禍での変化がSDGsの取り組みも繋がっていったとお話ししてくれました。『私どもグループ全体で“ムダを無くそう”という目標を掲げておりましたので、結婚式やパーティーなどの装飾花の有効活用を積極的に行っておりました。少しでも廃棄を減らすこと。それが結果的にコストカットにも繋がってきました。そしてコロナ禍で皆様の心が落ち込んでいる中、気持ちが晴れるようなお手伝いが出来ないかと考えたのが、装飾花をサスティナブルフラワーとして販売する「花マルシェ」です。花材も無駄にせず、お客様は喜んでいただける。大盛況でした。またパーティーブッフェでは、陳列を個々盛りにする一手間で、廃棄率は減りました。食材も婚礼で使用する端肉をハンバーグなどに使い、捨てないことで新しいものを生み出すことが出来ています』と結果的に良いことづくしの取り組み。『さらに、様々な背景の人が一緒に食を楽しんでいただけるように、サスティナブルシーフードやプラントベースの食材なども使い、ヴィーガンや低糖質・高タンパク質なメニューをご提供しています。表参道は歴史もあり新しさもあり、いろんな顔を持っている街です。これからも私たちは表参道の発信地でありたいですし、良い文化を残していけたらと思っております』多様なライフスタイルに、世界基準のクオリティーでおもてなしに挑む「ザ ストリングス 表参道」。SDGsの取り組みが、イノベーションに繋がり新しいサービスが生まれる。そう考えると、未来は明るいと思いませんか。

Profile
「ザ ストリングス 表参道」総支配人 山田 弘之
日本で初めての外資系ホテルである東京ヒルトンホテルのトレーニーとしてそのキャリアをスタート。赤坂・溜池山王のキャピトル東急ホテルで主にセールス& マーケティング部門で約16年勤務し、その後グランドハイアット東京の開業に携わる。グランドハイアット東京ではディレクターとしてセールスやウエディング、料飲部門を経験。パンパシフィック横浜ベイホテル東急において副総支配人として勤務した後、東急ホテルズ全体のセールス&マーケティングのマネジメントやグランドハイアット東京で 営業部長を経験するなど、長いホテル人生の多くをセールス&マーケティング業務に費やす。現在、ザ ストリングス 表参道に加え、ホテル インターコンチネンタル 東京ベイの総支配人も務めている。

 

コロナ禍で気持ちが落ち込みがちな中にこそ、勝路は開かれた。SDGsの取り組みに繋がる、世界基準のおもてなし。

ロスフラワーゼロから生まれた、笑顔の連鎖。『STRINGS 花マルシェ ~Sustainable Flowers~』

ウエディング会場を鮮やかに彩る装飾花は、施設専属のフローリストが温度管理などを細かく調整し、披露宴当日に最高の状態を迎える一級品。その美しさはドライフラワーにしても衰えないほどです。そんな役目を終えた装飾花は破棄されてしまうことが多い中、「ザ ストリングス 表参道」では、1本でも破棄される花を減らすべくドライフラワーにアップサイクルして、館内装飾等に再利用を行なっていました。そして長引くコロナ禍で新たな取り組みとして誕生したのが『STRINGS 花マルシェ ~Sustainable Flowers~』。コロナ禍で気持ちが落ち込みがちな中、“花に触れて明るい気持ちになってもらいたい”という思いから、今年の4月に2日間限定で開催されました。イベントの装飾花の他にも、出荷基準に満たない規格外品や、供給余剰のため行き場を失った廃棄されるロスフラワーも切り花やミニブーケで販売し、花を買うお客様で賑わうほどでした。

さらに、レストランではそんなサスティナブルフラワーを使ったブーケ付きのお食事プランやアフタヌーンティーでも話題を集めました。コロナ禍でのアイデアがSDGsの取り組みになったロスフラワーの削減。買う人の心も豊かにしてくれて、サスティナブルな環境につながるアクションです。そしてこの8月には1日限定のSDGsも学べる、廃棄予定の花を使いフラワーアレンジを教える、『キッズ フラワーデザイナー体験&親子アフタヌーンティー』を開催予定。花を通して想像力や自然を愛でる心を育むキッズ向けの職業体験イベントなど、サスティナブルな循環に繋がることも学べる取り組みが始まっています。

 

「グルテンフリー」「ヴィーガン」の新メニューで、様々な背景を持つ人々が一緒に楽しめる食卓を。

「カフェ&ダイニング ゼルコヴァ」では、長引くコロナ禍で食を通しての健康や免疫にフォーカスした、新たなメニューを展開しています。美容や健康意識の高い人が集まる表参道にフィットした「低糖質」や「高タンパク質」の食材を使った料理に加え、「グルテンフリー」「ヴィーガン」など多様なニーズに対応。ランチでは、ボウルスタイルでお好みの食材をカスタマイズ出来ます。白米の代替え食材「カリフラワーライス」やプラントベースの「大豆ミートパティ」を使った「ヴィーガンボール」は、ヴィーガンでなくても満足度の高い味わい。様々な背景を持つ人々が一緒に食卓を囲め、美味しく食べて、健康でいられること。多様な社会に向けて、世界基準のおもてなしがされています。

 

サスティナブルなエコドレス生地が世界で一つだけの犬衣装に。

「ザ ストリングス 表参道」の同グループ会社、株式会社ベスト-アニバーサリーでは、ブライダル企業としてウエディングドレスの再生事業を発展させるため、サスティナブルなエコドレス生地から制作した犬用の衣裳ブランド「DreSSED ONE」を販売しています。自社の衣装を支えるリペアリフォーマーが、本物のドレスから4~5枚しか裁断出来ない希少価値の高い生地でディテールにまでこだわり製作。この世界に一つだけの犬衣装は、「キンプトン新宿 東京ホテル」「 インターコンチネンタル 東京ベイ」、自社ECサイト「Hanayagi」で取り扱っています。サスティナブルな取り組みと共に、ペットと人間の豊かな共生も応援しています。

ザ ストリングス 表参道

※COVID-19 の影響により営業時間変更の場合がございます。公式サイト等をご覧になってからのご来店をお薦めいたします。

TEL:

03-5778-4566

営業時間:

11:30-22:00(21:00 L.O.)

住所:

港区北青山3-6-8

URL:

https://www.strings-hotel.jp/omotesando/

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