ライフスタイル

Be Happy Special Interview
Lifestyle
Vol.095
2025.02.20
男女の性別を超えて、全ての人が希望に満ちた日々を送るために。“今”女性たちが思う、心に留めておきたい大切なメッセージとは。アクション&発信し続ける4名の輝く女性達からいただきました。
今の時代に必要なのは、女性と男性の対立構造ではなく、共存とお互いの立場を理解すること。
支援活動をしている中、さまざまな難民キャンプや難民移住地に行くと、女の子として生まれたことを苦しんでいるという現状をたくさん見てきました。女の子たちは、学校に行くことを諦めたり、児童婚をさせられたり、女の子として生まれるだけで立場が弱くなってしまう。難民の子どもの一人が、“大人になったら”ではなく“大人になれたら”という手紙を私に書いてくれたことがありました。“大人になれたら”それは、明日が来る希望すら叶わないかもしれないのです。でもそんな彼女たちが私たちに望んでいるのは助けではなく“私たちの分もあなた達は生きて欲しい”“やりたいことはやって欲しい”なのです。きっと一人一人の女性が輝くことによって、そんな彼女たちにとっての希望になることをわかっているからなのでしょう。彼女たちは、どん底に落ちているから強いのです。弱い人ほど強いのです。もし自分が女性として弱いと思っていたらそうではない。弱さは私たちの長所。女性としての弱さを強みに変えて欲しいです。痛みを知る私たちは強い。でもそれは男性も同じです。本当にこの国際女性デーが、いつか女性男性なんて関係ない、全ての人が同じようにしたいことができる環境に変わって欲しいと思います。今の時代に必要なのは、女性と男性の対立構造ではなく、共存とお互いの立場をちゃんとみえるかどうか理解すること。まずは同じ目線に立つことが大切ですね。
サヘル・ローズ
俳優・タレント
イラン出身。7歳までイランの児童養護施設で過ごし、8歳で来日。舞台『恭しき娼婦』では主演を務め、主演映画『冷たい床』ではミラノ国際映画祭をはじめとする様々な映画祭にて賞を受賞。映画・舞台の出演だけでなく、近年では映画監督などマルチに活躍し、表現者として活動の幅を広げている。2024年には自身が監督を務めた『花束』が公開された。芸能活動以外にも、個人で国内外問わず支援活動を続け、2020年にはアメリカで人権活動家賞も受賞。
New Book
『これから大人になるアナタに伝えたい10のこと自分を愛し、困難を乗りこえる力』
著者:サヘル・ローズ童心社刊 1,650円
戦争に人生を翻弄され、養母とともに来日してからも、貧困やいじめに苦しんだサヘル・ローズ。暗闇と孤独の中を生き抜いてきた彼女が、はじめて10代の子どもたちに向け書き下ろした最新刊。“家族のあり方に正解はない”、“国家と国民は分けて考える”など、大人にとっても考えさせられる言葉が詰まった、サヘル・ローズ流・人生指南書です。「ここまで自分の内面をさらけ出したのははじめて」と語る通り、サヘル・ローズの“真実”の言葉が綴られた一冊は、今を生きるすべての人の胸に響くはず。
撮影協力:Ao <アオ>・La Terrazza SABATINI Omotesando
衣装:トップス 25,300円(BEARDSLEY 青山店 03-6427-9970)
“女性”というカテゴリーに縛られないで、自分のやりたいことを実現できる社会を目指して行動。
女性が社会進出できるような体制や受け皿を、社会で整えようとした時にやっぱり女性には、PMSがあるとか、生理があるとか、男性と同じように常に一定のパフォーマンスを出すのって難しいと思います。なので、女性も男性と同じようにフラットにパフォーマンスを出せるように自分をケアするっていうのはすごく大事です。サプリメントや日々のケアだったり、そういう行動を起こさずに男性と同じ土俵にあげてよ。というのは少し違うのかなと思うので、何か少しずつでもケアを始めて、努力をしながら社会にも間口を広げてもらって歩み寄ることが必要だと思います。
今坂 有里
合同会社DMM.com エナジー事業部
Distributionグループ
2022年合同会社DMM.comに入社。DMM.makePRODUCTSの新商品選定・仕入業務・商品化を担当。留学経験を活かして海外メーカーとの交渉を行い、生活を豊かにするユニークな商品を世に送り出している。
女性の人生のステージにおいての悩みは色々あります。健康面・家庭のこともそうですし仕事のことも色々な分野で悩みというのがあって。それを取り巻く環境も一人一人違うので、悩みに対して解決策を見つけるのはすごく難しいと思います。それで悩んでいる方は、私も含めて多いのかなとは思うんですが、本とかネット検索もそうですけど自分で知識を拾いにいくことはやってみてもいいかもしれません。やっぱりちょっと抱えきれなくなる前に何か変化を起こす為にも情報を取りにいく、そして何かシェアをしてみるのはいいことだと考えています。
角屋 珠保
株式会社ベネレ 副社長
2016年株式会社ベネレに入社。2022年に執行役員として副社長に就任。販促物・パッケージ・WebデザインなどDTPソフトウェアを使った印刷物およびデジタルコンテンツの作成、商品開発、販促企画・進行を担当。
株式会社ベネレが開発し、DMM.make PRODUCTSが販売する家庭用デリケートゾーン美容機器「Thaleia pitôn」は、デリケートゾーンの基本ケアである【清潔に保つ・潤いを与える・鍛える】をサポートします。イオンクレンジング・イオン導入・RF・赤色 LED・青色 LED・EMS・振動・クールの8つの機能を組み合わせることで、自宅でもお悩みに合わせたトータルケアが可能です。デバイス専用のpitônのフェムセラムと一緒にご使用ください。
詳細はこちらをチェック!
▶︎https://distribution.dmm.com/thaleia/thaleia-piton/
自分から変わらないと、変えられない。まずは疑問を持ったら分析して、どう変えられるかを行動していきたい。
16年前に友人と一緒に始めた会社は、去年男性が2名入社しましたが、それまでは女性のみの会社でした。女性向けの商品を開発・販売しているので、社内では女性特有の悩みなどをオープンに話していたつもりだったのですが、生理という話題には、社内でもタブーだったということに7年前に気付きました。そこで、5年前に超吸収型サニタリーショーツの「Bé-A〈ベア〉」というブランドをデビューさせ、「“まずは”日本で一番女性を幸せにする」をミッションに掲げ頑張っています。ブランドメッセージである「Girls be ambitious」という言葉もいずれはGirlsだけでなく、「誰もがBe ambitious」になればいいと思っていますが、“まずは”女性にフォーカスをしてサポートしたいと思っています。そして、性別を問わず、それぞれが自分の可能性を最大限に活かせるような公平な社会を目指したいです。国際女性デーもあえて“女性”と言わなくていいような日が来ればいいなと思います。
髙橋 くみ
株式会社 V Holdings 代表取締役
Co-CEO
UCL(ロンドン大学)卒業後、外資系映画会社、外資系アパレル会社を経て、2009年に山本未奈子と共にMNC New York 株式会社を設立。家族と住むアメリカ・ロサンゼルスを行き来しながら、1年のおよそ半分を日本で過ごす。共同経営者の山本同様、シングルマザーに育てられたこともあり「ジェンダー平等」と「女性のエンパワーメント」には人一倍の関心と持論を持つ。
これまで不便を感じることの多かったサニタリーライフにおいて、その期間のニーズに寄り添う高い機能性を備えた新たな選択肢として、超吸収型サニタリーショーツブランド Bé-A〈ベア〉。多様化する女性の生き方をエンパワーし、サステナブルなものづくりと消費が求められる現代社会への貢献をめざしています。
詳細はこちらをチェック!
▶︎https://withbe-a.com/