
スペシャルゲスト

「都心の賑やかな雰囲気が好きなので、海外にいた頃も都心生活が多かった。閑静な住宅街は、静かすぎて逆に苦手。寂しいような、怖いような気分になっちゃうんです。表参道エリアは華やかだけど、一歩入ると寂しくない程度に静かな雰囲気もあって丁度良いんですよね。それに情報発信エリアでもあるので、私のような創作活動をする人間にはすごく便利。
子どもにとってもクリエイティブな街だと思う。キディランドやボーネルンドなどのショップもそうですが、例えば既成概念に捕われず、子どもが自由に伸び伸びと学べるアートスクールがあったり、こどもの城には岡本太郎さんの作品があったりね。ヒルズのすぐ裏には、緑に囲まれた神宮前小学校があることも、不思議と馴染んでる。そういう意味でも表参道エリアは、大人だけでなく子どもも過ごしやすい街だと思います。
お気に入りのお店も色々ありますよ。気分転換したい時はお散歩しながらクレヨンハウスに行きます。子どもに混じってちっちゃい椅子に座って絵本を読んでみたりする。(笑)絵本以外にもオーガニックの化粧品や興味深い大人の本や、好きなものがたくさん置いてあるので刺激を受けます。」
アーティストakkoにとって表参道エリアは仕事をするONの場所でもある。同時に母としても、子ども達に理想的な環境が整っているエリアだと考えている。そんな彼女が日々の暮らしの中で大切にしていることは何なのか?尋ねるとTVや雑誌を通して見る温かい笑顔で答えてくれた。
「よく笑うこと、イコール楽しく時間を過ごすことが一番大事ですね。笑っていると良い連鎖が起きて、まわりにいる人達も雰囲気が良くなり、何をしていても楽しくなってくると思うんです。もちろん、食生活だとか気をつけているものは他にもありますが、何が一番かと言われたら”よく笑うこと”ですね。
日々忙しいとつい忘れがちですが、面白いことって案外いっぱい転がってる。それを見つけるか見つけられないかでは随分変わってくるんだと思います。”時間がないから”って言い訳するのは簡単だけれども、ちっちゃいことでも何気ないことからでもいいから、喜びを見つけることを大切にしています。」
彼女のよく使う言葉に「笑顔の連鎖」がある。そんなハッピーなオーラを発するakkoが歌うからこそ、私たちは彼女の歌に癒されるのだろう。「笑顔の連鎖」は音楽を通じて多くの人に伝わっているのは言うまでもない。しかし、未曾有の震災を経験して、彼女自身にも心境の変化があったのだと言う。
「今まで"愛"や"希望"、"夢"だの歌を通じて伝えてきた言葉が、嘘に聞こえてしまい、震災前に自信を持って作っていたデモが、全く心に響かなくなった。今回のことはとにかく恐ろしくて、神様が怒ってるんじゃないか?とまで考えてしまいました。以前はもっと感覚的にできていたことも、その感覚に正直自信が持てなくなってしまい、新しいものを作ることに対して、かなり苦戦してましたね。
今でも、音楽を通じて自分が何を伝えたいんだろう?という部分で迷いはあります。でも、もっと自分自身に戻っていくというのか、本来の自分らしさや自分の考え、想いは一体どこにあるのだろう?そんなことをずっと考えていたら、また自分を信じられるようになりました。音楽を通していい空気を連鎖させる役割みたいなものを感じながら、よし、がんばろう!ってね。」




















