エンターテインメント
Omosan ART GALLERY WALK vol.3 NEZU MUSEUM
Entertainment
Vol.084
2023.04.11
初代根津嘉一郎氏のコレクションや趣味の世界が広がる根津美術館。 江戸時代の国宝・燕子花図屏風の特別展が開催。
2009年に新創された和風家屋を思わせる大屋根の本館は隈研吾氏の設計。
表参道の人混みを離れ、自然を感じながら古美術に没入できる美術館が青山に!表参道エリアのアート感じるスポットをご紹介する「Omosan ART WALK」。今回は、東武鉄道の社長を務めた実業家、初代根津嘉一郎氏が蒐集した日本・東洋の古美術のコレクションが展示される根津美術館をご紹介。正門をくぐると廊下のような美術館までの長いアプローチがあり、商業エリアの喧騒を忘れ、自然と美術鑑賞モードに切り替わります。館内は、地下1F、地上2Fの中で、美術品のジャンルごとに趣の異なるギャラリーが設けられ、それぞれの作品が見やすく丁寧に展示。また、一歩外に出ると、4棟の茶室とカフェが自然に溶け込みながら佇み、都心とは思えない緑豊かな庭園が広がります。庭園の池に生息するカキツバタの花が咲く時期に毎年1ヶ月限定で開催される国宝「燕子花図屏風」の特別展が、今年も4月15日から5月14日まで開催。江戸時代中期に活躍した画家の一人、尾形光琳の代表作でもある「燕子花図屏風」を中心に光琳がこの世に生きた時代に制作された作品で構成される特別展は、根津美術館で一年を通して一番人気の展覧会です。庭園で可憐に咲くカキツバタと、光琳が描いたカキツバタを一緒に楽しめる、そんな贅沢な展覧会は、オンラインでの日時指定予約が必須です。南青山の自然溢れる美術館で、四季を感じながら、江戸時代の国宝を、心ゆくまで堪能してみてください。
庭園のカキツバタは毎年、4月下旬から5月上旬に見頃を迎える。庭園には、趣のある4棟の茶室と、お茶や食事が楽しめるNEZUCAFÉもあり、憩いのひとときを過ごせます。
EVENT
『国宝・燕子花図屏風 光琳の生きた時代1658-1716』
期間:4月15日(土)~5月14日(日)
開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
夜間開館:5月9日(火)~5月14日(日)は、19:00まで開館(最終入館18:30)
入館料:オンライン日時指定予約 一般1,500円、学生1,200円
休館日:5月1日を除く、月曜日
公益財団法人 根津美術館
- TEL:
03-3400-2536
- 住所:
港区南青山6-5-1
- URL: