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急成長中の米国スピリッツの魅力を初レポート!

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2022.10.27

米国スピリッツ協会の初来日イベントにウイスキー通のOmosan STREET編集部員が表参道を飛び出し、神田明神へ!

10社以上の米国スピリッツの蒸溜所を味わえる試飲会で、アメリカンウイスキーの魅力を体感。

アメリカンウイスキーの輸出先として、2019年からトップになっている日本へ、米国スピリッツ協会と米国スピリッツの蒸溜所の方々が初来日。創建1300年を迎える神田明神で開催される米国スピリッツの試飲イベントにOmosan STREET 編集部員が参加してきました。

 

 

イベントに先立ち、アメリカ大使館 農産物貿易事務所 所長 チャンダ・バーク氏から、近年の日本市場への米国スピリッツ輸出状況などの説明。米国スピリッツ協会 輸出促進担当ディレクター チャールス・マケニティ氏からは、米国スピリッツ協会の団体の概要、技術やイノベーションについての説明が行われました。

アメリカ大使館 農産物貿易事務所 所長 チャンダ・バーク氏

「過去20年間に渡る、アメリカンウイスキーの対日輸出が急成長しているということを記念しまして、このようなイベントを開催できることを嬉しく思っています。日本はアメリカンウイスキーにとって第一位の輸出市場です。日本が2002年にアメリカンウイスキーの関税を撤廃して以来、アメリカンウイスキーの対日輸出は117%増加し、2021年にはアメリカンウイスキーの対日輸出は9600万ドルに上りました。2022年6月時点でアメリカンウイスキーの対日輸出は2021年の同時期と比べて2%近く増加しています。2021年12月22日には、バーボン、テネシーウイスキーをアメリカの特徴的な製品として認めていただいた44番目の国となりました。このような公式認定のおかげで、日本のダイナミックで成長している市場において、バーボン、テネシーウイスキーの輸出が今後も継続して拡大していくことを期待しています。米国スピリッツとそのメンバーは、貿易の自由化や市場の開放に向けての努力を強く支持して参りました。アメリカと日本はインド太平洋経済枠組条約(IPEF)の一環として貿易交渉に関わって参りました。このIPEFの交渉によって、アメリカンスピリッツの蒸留業者は日本の市場にさらに参入する重要な機会が増えたと確信しております。ありがとうございます。」
※挨拶の一部抜粋

 

米国スピリッツ協会 輸出促進担当ディレクター チャールズ・マケニティ氏

「当協会は全国的な貿易の団体であり、アメリカのスピリッツの輸出総格の約75%を占める主要な生産者や販売業者で構成されています。先ほどもご説明がありましたが、アメリカンウイスキーの対日輸出はここ数十年急増しております。本日はアメリカンウイスキーやスピリッツを体験していただいきたいと思います。そしてここにある製品の事を知っていただき、同時にこれらの企業や蒸溜所が現在のこの業界を形成し、未来に向けてどのような技術、スタイル、イノベーションを使っているかご理解を深めていただきたいと思います。今回は全米より15社の蒸溜所が参加しておりますので、この特別なテイスティングイベントを堪能していただきたいと思います。皆様と共に、この製品やそのストーリーを紹介できることを大変嬉しく、光栄に思っております。」
※挨拶の一部抜粋

 

会場には、アメリカンウイスキーを使用したカクテルをバーテンダーが提供。日本の食材とアメリカンウイスキーを掛け合わせたここでしか味わえない特別なカクテルに舌鼓。

 

歴史のあるアメリカンウイスキーから、創設から数年の新しい蒸溜所まで10社以上の蒸溜所が参加しているので、新しい発見や、アメリカンウイスキーの歴史を学びながら、アメリカの蒸溜酒を味わえました。

 

 

米国スピリッツと言って、想像していたのはトウモロコシが原料のバーボンウイスキーでしたが、今回参加していた蒸溜所は、バーボンはもちろん、シングルモルトやライ、サトウキビが原料のウイスキーや、テキーラとウォッカを掛け合わせた新しいスピリッツまで幅広いジャンルがあり驚きの連続でした。まだまだ、知らない米国スピリッツの世界。これからの日本市場でもアメリカンウイスキーブームが起こりそうな予感です。皆さんも、レストランやバーでアメリカンウイスキーを見つけたら、一度は試してみてください。お薦めです!

 

米国スピリッツ協会インスタグラムはこちら
Instagram @kanpaiamericanspirits

 

米国スピリッツ協会 (DISCUS)について
米国スピリッツ協会(DISCUS)は、米国の蒸留酒業界の提唱者です。DISCUSのCheers! Spirits from the U.S.A.キャンペーンは、米国農務省の農業貿易促進(ATP)プログラムの支援を受け、日本を含む主要輸出市場の消費者、バイヤー、輸入業者の間で、米国産蒸留酒の認知度と嗜好性を高めることを目的としています。
米国の蒸留酒業界は、社会的責任を果たすことを目標としています。取り組みの一つとして、節度と責任を持ってお酒を楽しむことを推奨しています。
詳細はこちら: www.drinkinmoderation.org
また、米国スピリッツ協会は、プログラムにおいて、人種、宗教、国籍、年齢、性別、障害、その他の保護された地位に基づく差別を禁止しています。

 

 

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